現金決済をやめたら業務効率化できたって話

思い切った決断をしました。

ここ数年、Apple Pay の出現や PayPay の爆発的な普及でキャッシュレス決済が一般化したとはいえ、いまだに飲食店では現金決済がスタンダードです。

そんな中、当店ではこのたび現金決済をやめることにしました。

なぜか。

それは、現金の管理にかかる時間や手間、人的ミスを減らしたかったからです。

レジの中に現金がいくら入っているかを常に気にしたり、種別(100円玉とか5000円札とか)をバランスよく用意したり、現金がまとまったら銀行に入金したり、逆に足りなくなったら引き出したり……。従業員に会計ミスの責任を感じさせないために現金会計は私一人が担当することにしていたので、私が忙しい時はお客様に会計をお待ちいただくこともありました。

どうしたらいいんだろう、ってずっと悩んでいたんですが、まさか現金会計をやめるわけにもいかないし……と思っていました。

でも、それはもしかしたら自分の思い込みなのかもしれないと気づいたのです。

振り返れば、最近はお客様のほとんどがPayPay や iD、クレジットカードなどキャッシュレス決済を利用されていました。現金会計はもう1〜2割で、それも「キャッシュレス決済でも払えるけど、今日は現金」というような方ばかりでした。

そこでインスタグラムのストーリーでアンケートをとったところ、89%のお客様がキャッシュレス決済を使っている/使える、という結果になりました。インスタで繋がっていないお客様も、これまでの会計データを確認すると、ほぼ全ての皆さんにキャッシュレスの利用履歴がありました。QR 決済は比較的若い世代のお客様に多かったのですが、年配のお客様はクレジットカードをお持ちの方が多いようです。

そこで、思い切って現金決済をやめてみよう、ということになりました。

その分の時間や手間、エネルギーを、料理やドリンク、そして接客に向けよう、と。

そして、レジから紙幣と500円玉、100円玉、50円玉を出しました。お店用の財布に移し、Eva が管理をしています。酒屋さんへの支払いとか組合費の集金があるときは、Eva がその財布から支払う形です。

そうすることにしてからまだ数日ですが、今のところ何も問題がなくて少し驚いています。「キャッシュレスだけになったんだ!」ってお客様に驚かれることはありましたが(笑)

レジには今、10円玉と5円玉、1円玉が入っています。しばらくの間は、現金しかないというお客様にも対応できるようにするためです。あとは、たまたまカードが限度額超えてて通らないとか、カードの磁気不良で読み取りができない、なんてこともあるしね。

でも、最終的には何か別の小さな容れ物に移して、レジは撤去しようと思っています。

というわけで、現在当店でご利用できるのは以下の決済方法となっています。

■クレジットカード(VISA、MasterCard、American Express、Diners、JCB)
■QuicPay
■iD
■PayPay
■auPay
■LINE Pay
■Suica等交通系カード
■銀行振込(会計時にモバイルバンキングなどでお振込みください)

えー、困るよ! っていう方は、スタッフにご相談ください。できる限り柔軟に対応いたします。

2022年5月15日 マサキ

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